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日中の知恵を結集し、共通価値を創造することに期待
両国の企業が抱える課題や相互理解について、日中トップ経営者が本音で議論
-長江商学院、一橋ICSと『日中経営者ラウンドテーブル』を開催
日中企業の持続可能な発展を後押し-
長江商学院(本部:中国北京市、学院長:項 兵)と、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(本部:東京都千代田区、研究科長:菅野 寛、以下 一橋ICS)は7月5日、如水会館で、日中企業の相互理解を深めることを目的とした『2013日中経営者ラウンドテーブル』を共同で開催いたしました。

【日中を代表する経営者が集結】
世界第2位と第3位の経済大国である日本と中国の有名企業からトップの経営者42名が集まり、グローバル化における両国企業が抱える課題や共通価値の創造、今後の協業モデルなどについて話し合いました。ラウンドテーブルには、中国で積極的にビジネス展開をしている日産自動車株式会社、クオンタムリープ株式会社、キリンホールディングス株式会社、株式会社ローソン、ANAホールディングス株式会社といった日系企業や、緑葉製薬集団有限公司や中国動向集団有限公司といった中国大手企業の経営者が参加しました。
【日中の共創によって、アジアからイノベーションを起こす】
ラウンドテーブルの第一部では、『グローバル化と成長戦略: 日中企業のアプローチの違いと補完性』をテーマに、グローバル化が企業に与える影響や、経営者が直面している課題、日中企業間の共創などについて意見が交わされました。

グローバル化は「個人や企業にチャンスとチャレンジをもたらした」、「世界全体を一つのマーケットにした」反面、その中で「いかに現地に密着し、現地の事業を管理する人材を確保するか」といった課題が挙げられました。また、「中国企業は柔軟性に富んでおり、日系企業は"ブランド力"、"技術力"、"緻密さ"、"勤勉さ"といった強みがある。日中間にあるマイナス要素ばかりに注目せず、互いの特徴や違いを認め、価値を共創していくことが重要」、「日中のグローバル化がなければアジアのグローバル化は不完全なものであり、持続可能な発展のためには両国が一体となり、アジアと世界の経済に貢献していく必要がある」といった意見が述べられました。

一橋ICSの研究科長である菅野 寛氏は、次のように述べています。「日中経営者フォーラムは過去にも行われていますが、ラウンドテーブル形式でディスカッションが行われたのは今回が初めてです。本ラウンドテーブルは、日中企業のトップ経営者達が本音で語り悩みを共有し合えた場となり、大成功だったと思います。」

【両国が協力し、共通価値を生む】
第二部では、『ビジネスによる社会問題の解決と共通価値の創造(Creating Shared Value、以下CSV): 日本と中国における機会と挑戦課題』をテーマに、CSVの概念や日中企業の発展モデルについて話し合われました。

ここでは「CSVをいかに実現させ、利益を上げ、それを持続させていくのか」が課題として挙げられました。そのポイントとして、「自社の強みを生かし人類に貢献する」、「長期的に考え企業収益と社会的貢献の両方を達成する」、「大きなことを生み出そうとするのではなく、これまで行ってきた企業活動をCSVに当てはめ整理すると、次の展望が見える」といった点が挙げられました。また、「日中両国に共通する共通価値を生み出したい」、「両国の思想文化を融合し、アジア型の経営を展開することは可能」といった意見が述べられました。「ここに集まった経営者の方々が、経済的な価値を高め、社会的な価値も創造していくことに期待したい」という言葉で会は締めくくられました。

日産自動車株式会社 VP 理事、中国事業本部本部長 兼 日産(中国)投資有限公司 総経理 西林 隆氏は次のように述べています。「日中経営者ラウンドテーブルに初めて参加しましたが、熱意のある真剣な議論が日中企業の経営者間で交わされたと思います。本ラウンドテーブルは、今後、日中企業の発展と円滑な交流に効果的に起用すると確信を待ちました。」

【アジアの知恵を結集し、人類発展の後押しをする】
日中間の協業について、長江商学院 学院長 項 兵は、次のように述べています。 「中国は世界で最も成長力のある開放された市場ですが、同時に環境汚染や人口の高齢化といった問題を抱えています。こうした面で日本と中国が協力し、より良い関係を築いていけると思っています。21世紀はアジアの世紀と言われており、アジア人として世界に貢献する時代が来ました。グローバルなチャレンジに対して、我々アジア人が知恵を結集して、人類の発展のために貢献していきたいと思っています。長江商学院は日中間の橋渡し役として、今後も両国はもとよりその他のアジアの企業関係者が交流できる場を提供し、人類発展の後押しをしていきたいと考えています。今後のさらなる日中企業の連携に期待いたします。」
【長江商学院について】
長江商学院(Cheung Kong Graduate School of Business、略称:CKGSB)は、李嘉誠財団によって2002年11月に北京に創立されました。中国初の個人資産の提供により運営されている非営利のビジネススクールです。当ビジネススクールではMBA、金融MBA(FMBA)、エグゼクティブMBA(EMBA)およびエグゼクティブ向け短期研修(EE)の革新的なプログラムが提供されています。長江商学院は40名以上の世界トップレベルの教授陣によって、設立後10年足らずで著名なビジネススクールへ発展しました。2005年から2011年までの間に、教授陣が世界の著名な経済誌に掲載された回数は、教授一人あたりでは世界第6位になります。卒業生のうち3,000人以上がCEOや会長職を務めています。これらの企業の営業利益を合わせると1兆米ドル(2011年)にのぼり、中国GDPの13.7%に当たります。http://jp.ckgsb.edu.cn/

【一橋ICSについて】 一橋ICSは、2000年9月に、グローバル化したビジネスのプロフェッショナルを養成する日本で最初の専門職大学院として設置されました。一橋ICSのミッションは、アジアを中心としたグローバルなビジネスでリーダーシップを発揮できる経営人材を育成することにあり、日本で最も国際的なビジネススクールとして高く評価されてきました。70%の学生がアジアを中心とする海外からの留学生で、20カ国以上の国々から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。MBAプログラムは1学年60名と小規模であり、毎日の講義と討議の場がこれからのアジアを中心とするグローバルなビジネスの縮図であると言えます。全ての教育は英語で行われており、教授陣はアカデミックなバックグラウンドを持つ研究者と実務での高度な経験を有するプロフェッショナルで構成されています。多くの教授が企業の社外取締役やアドバイザーを務め、実務家にもインパクトのある研究成果を発信するなど、実務との連携という意味でも日本をリードするビジネススクールです。http://www.ics.hit-u.ac.jp/jp/
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